最終更新:2016/06/02
法と言語学会 2016年度第1回研究例会のご案内


法と言語学会の研究例会の詳細が決まりましたのでご案内いたします。奮ってご参加ください。



日時:2016年6月5日(日)13:30〜16:00(13:00受付開始)
場所:早稲田大学 8号館3階305会議室
 http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

スケジュール

13:00 受付開始

13:30〜14:20 研究発表(1)(発表40分+Q&A10分)

発表者:田村 智子
    (早稲田大学大学院国際コミュニケーション研究科 非常勤講師 非常勤講師)
タイトル:「米国における通訳を介した警察の事情聴取の伝聞問題:法的分析と言語学的実証分析」学位論文口頭報告(Harvard University, ALM Thesis in Legal Studies)
要旨:米国は長年通訳人を介した警察の事情聴取に代理法の雇用者責任の原理を用いた連邦証拠規則を適用し、通訳人は警察と被疑者の共同代理人ゆえ被疑者による伝聞主張は不可とし、70年代からは導管論も併用した判例を主流としてきた。本論文は両理論併用の論理矛盾を指摘、代理法借用は合衆国憲法修正第5条に抵触すると主張し、可視化で通訳人を検証可能な導管とすることは著作権法における翻訳とも一貫性があるとした。また可視化に加えtranscript及びcheck translationの不可欠性を実際の事情聴取録画の各参加者の視点から実証分析。一言語しか解さない刑事と被疑者が通訳の正確性・中立性を間接的に把握するにはいかに限界があるかを、刑事発話を起点とするやり取りcycleのパターン、Goffman(1981)ツールによる通訳人のrole shift、総発話数と発話・ポーズ時間の比較、被疑者・通訳人間の追加往復、さらに人称のfooting shiftから分析。裁判官及び陪審員が通訳の正確性及び中立性を検証するにはtranscript とcheck translationが不可欠である旨の実証を試みた。

14:40〜15:30 研究発表(2)(発表40分+Q&A10分)

発表者:橋内 武(桃山学院大学)
首藤 佐智子(早稲田大学)
池邉 瑞和(早稲田大学)
タイトル:「ヘイトスピーチ規制法案の問題点を考える」
要旨:「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律案」の
法学・言語学上の問題点を指摘し、研究会参加者とともに本法案についての議論を深めたいと考
える。本法案については、歴史的・社会的背景や人種差別撤廃条約との比較から、以下の問題点
が指摘できる。
(1) 本法案は、「本邦の域外にある国又は地域の出身者」に対する「不当な差別言動」を対象とし、その他のマイノリティーは除外されている。
(2) 「その出身者」や「その子孫」等、語義がぼかされており、解釈の幅に様々な揺れを生じさせる。
(3) 付帯事項を含め、条文全体として論旨の一貫性が保たれているか。
(4) 本法案が目的とする「基本的人権」の保護と、規制される「表現の自由」の優劣
(5) 理念法であり罰則規定が皆無であるが、人権擁護に実効性があるか。
(6) 具体的な「取組の推進」の内容は地方自治体に一任されているようにみえるが、立法府として期待する施策が必ずしも明らかでない。

15:30〜16:00
連絡・報告事項など 

参加費:会員は無料
    非会員は、一般1000円、学生500円 


事務局
水野真木子















2015年度法と言語学会年次大会のプログラムが決まりました。
今回のテーマは「司法通訳」です。基調講演、ワークショップともに、司法通訳を扱う内容になっております。
奮ってご参加ください。


日時:12月6日(日)

場所:甲南大学岡本キャンパス 法科大学院棟2階教室

9:30  開場

10:30 受付開始

11:00 開会の辞  大河原眞美(高崎経済大学,法と言語学会理事長)

11:05 ワークショップ
テーマ:『殺意』―言語学と法律学,通訳と弁護の交錯(仮題)

コーディネーター:渡辺修(甲南大法科大学院)
         水野真木子(金城学院大学)
参加者:
(弁護士)
  寺田有美子(弁護士,大阪弁護士会)
  栗林亜紀子(弁護士,大阪弁護士会)                       
(言語・通訳研究者)
  馬小菲(岡山大学,中国語)
  吉田理加(順天堂大学,スペイン語)
  平英司(関西学院大,手話)


12:35 昼食

13:15 総会 
司会:大河原眞美(高崎経済大学)

13:50 基調講演
講師:松島幸三 (弁護士、岡山弁護士会)
演題:法律家から見た司法通訳の現状と問題(仮題)

15:00 休憩(コーヒーブレイク)

15:15 研究発表
(1)発表者:藤井智也(早稲田大学法学研究科修士課程)
タイトル:脅迫罪の脅迫内容要件の言語学的検討

(2)発表者:水野真木子(金城学院大学)
寺田有美子(弁護士、大阪弁護士会)
馬小菲(岡山大学大学院)
タイトル:
主尋問における多義的な質問表現と法廷通訳の問題

16:30 閉会の辞
連絡事項など











10月3日の研究例会中止および年次大会のお知らせ


10月3日に明治大学で開催の予定であった研究例会ですが、会員からの研究発表の応募がなく、中止することになりました。6月の例会と12月の年次大会の間の時期という事もあり、募集が難しかったと思います。来年度に向けて、例会の内容を再検討いたします。
出席のご予定を立てておられた会員の皆様には、深くお詫び申し上げます。


2015年度年次大会および総会のお知らせ

日時:12月6日(日)10:00〜16:00

場所:甲南大学(法科大学院)


講演、シンポジウムが予定されておりますが、会員からの研究発表も募集します。以下の要領にしたがって応募してください。

MS Wordファイルまたはテキストファイルの形式で、ご氏名、ご所属、電子メールアドレス、報告のタイトル、ご希望の発表形式(口頭報告、ワークショップ、 シンポジウム)、および要旨300字程度をご記入の上、10月23日までに事務局まで電子メールまたは郵送でお送りください。





今年度の行事予定についてのお知らせ

研究例会

日時:10月3日(土)13:00〜
場所:明治大学(御茶ノ水キャンパス)

会員からの研究発表を募集します。以下の要領にしたがって8月末日までに応募してください。

MS Wordファイルまたはテキストファイルの形式で、ご氏名、ご所属、電子メールアドレス、報告のタイトル、ご希望の発表形式(口頭報告、ワークショップ、 シンポジウム)、および要旨300字程度をご記入の上、8月31日までに事務局まで電子メールまたは郵送でお送りください。



年次大会

日時:12月6日(日)10:00〜
場所:甲南大学(法科大学院)

年次大会での研究発表の応募の詳細につきましては、追って、学会ホームページおよび会員メーリングリストでご案内いたします。


法と言語学会 研究例会のご案内

法と言語学会の研究例会の詳細が決まりましたのでご案内いたします。奮ってご参加ください。




日時:2015年5月30日(土)13:30〜16:00(13:00受付開始)
場所:早稲田大学 8号館303会議室
 http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

スケジュール
13:00 受付開始

13:30〜14:10(発表30分+Q&A10分)
発表者:田村 智子
    (早稲田大学大学院国際コミュニケーション研究科 非常勤講師)

タイトル:「通訳人『導管』役割再考:米国連邦控訴裁判所の新見解」

要旨:導管(Conduit)」としての通訳人の役割は、日本及び諸外国の司法手続きにおいて「伝聞」問題回避のための長年の通説である。しかるに2013年、米国の第11巡回区連邦控訴裁判所がこの定説を覆す判決を出し、「導管」論争が再燃している。第一審「有罪判決」の根拠となったCBP(税関・国境取締)審査官の被疑者供述に関する証言は、被疑者本人の外国語(Creole)での証言を審査官が直接聞いたのではなく、あくまでその証言を通訳人が「英訳」したものを聞いたに過ぎないとし、通訳人を法廷で直接反対尋問する機会を失したことは、被告人の合衆国憲法修正第6条「Confrontation Clause(自己に不利な証人との対質を求める権利)」の侵害とした。当判決に至る論点の考察と今後の問題点について述べる。

14:20〜15:00(発表30分+Q&A10分)
発表者:木場修司
    (早稲田大学大学院法学研究科修士課程) 

タイトル:「EU法における言語権 ―EU法上の位置に着目して―」

要旨:本報告は、EU法における「自由移動」と「言語権」の関係を議論しようとするものである。EU法は商品、人、役務及び資本の自由移動によって構成される域内市場を設立すると定め、自由移動を促進し障壁を除去する。この文脈で言語を考えるとき、言語は自由移動を阻害する障壁となり得るのではないか。例えば、特定の言語が就業資格となっている場合である。
 一方で、個人が自らの望む言語を使用する権利を言語権として保護するという議論が存在する。EU法も言語に関する条文を有し、例えば基本権憲章は言語の多様性を尊重する旨を規定する。現在のEU法は実定法で明確に「言語権」を規定するものではないが、言語権の議論につながるような論点が司法の局面で争われている。
 これらの前提から、本報告は次のような議論を行う。まず、域内市場や言語権という概念の内容を確認する。次に、EU法における言語権や言語政策の位置を分析する。これらを踏まえて、実際に言語の問題が争われた事例を紹介した上で、欧州司法裁判所の先決裁定を議論の対象とする。

15:10〜15:50(発表30分+Q&A10分)
発表者:吉田 理加
    (順天堂大学)

タイトル:「通訳されない法廷談話出来事と法廷言語イデオロギー」

要旨:覚せい剤取締法違反事件でスペイン語通訳を介した裁判員裁判を傍聴席から筆記し書き起こした法廷談話データの分析を通して、通訳を介した法廷において生じているやりとり(出来事)がすべてリアルタイムに通訳されているわけではないことに着目する。通訳人が存在するにも関わらず、通訳がなされないという「出来事」の意味をコミュニケーション理論の視座から考察するために、法廷における通訳形態の選択や、通訳人の聞き返し、そして裁判官が通訳用に日本語のやりとりを要約するなどの(通訳されない)法廷出来事と言語イデオロギーとの関連を考究する。  

16:00〜16:15
連絡・報告事項など 












法と言語学会 研究例会のご案内

法と言語学会の研究例会を以下の要領で行うことが決まりましたので、ご案内いたします。奮ってご参加ください。

日時:2015年5月30日(土)13:30〜16:00(13:00受付開始)

場所:早稲田大学  http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

会員からの研究発表を募集します。以下の要領にしたがって4月末日までに応募してください。

発表応募要領
MS Wordファイルまたはテキストファイルの形式で、ご氏名、ご所属、電子メールアドレス、報告のタイトル、ご希望の発表形式(口頭報告、ワークショップ、 シンポジウム)、および要旨300字程度をご記入の上、4月30日までに事務局まで電子メールまたは郵送でお送りください。

■事務局
住所  〒463-8521 名古屋市守山区大森 2−1723 
金城学院大学文学部水野真木子研究室内 
法と言語学会事務局

電子メール m-mizuno@kinjo-u.ac.jp
電話    052-798-0181






学会誌発行のお知らせ

『法と言語』2号が2015年3月13日に発行されました。非会員の方で購入を希望される方は、事務局へお知らせください。

法と言語2号 [2015] 定価(税・送料込) 2,000円




会員の連絡先変更に関するお願い

学会誌『法と言語』第2号が発行されましたので、会員の方々に郵送いたしました。もし届いていない方がおられましたら、住所変更などで送付先不明になっている可能性がありますので、事務局までお知らせください。

また、会計担当者から、学会費に関するお知らせのメールを送ることがあります。もし、メールアドレスが登録されているものから変更された場合は、事務局にお知らせください。





法と言語学会2014年度年次大会および総会のご案内

法と言語学会の年次大会と総会の詳細が決まりましたのでご案内いたします。奮ってご参加ください。


日時:2014年12月7日(日)
会場:愛知学院大学楠元キャンパス 歯学部基礎教育研究棟2階第2講義室(地下鉄本山駅から徒歩5分)地下鉄名古屋駅より約20分
http://www.dent.aichi-gakuin.ac.jp/map/index.html

大会プログラム(敬称略)

総合司会 中村幸子(愛知学院大学)

10:30    受付開始
11:00-11:05  開会の辞  大河原眞美 (高崎経済大学)

11:05-12:05 パネルディスカッション  
 モデレーター:水野真木子(金城学院大学)
 発表者:寺田有美子(アーカス総合法律事務所/大阪弁護士会)
 渡辺ぎしゅう(甲南大学法科大学院/大阪弁護士会)
 演題:「法律実務家から見た,法廷での言語使用と通訳問題」

12:10-13:00   総会  司会:大河原眞美(高崎経済大学)

13:10-14:10
 基調講演 
 司会 水野真木子
 講演者:関沢紘一(在日米海軍統合法務局 国際法首席顧問) 演題:「司法通訳はみ出し見聞録」

14:10-14:30   休憩

研究発表第1部  司会: 橋内武(桃山学院大学)
14:30-15:00 
 発表者:リチャード・パウエル(日本大学)
 演題:「アジアのコモンロー弁護士と言語による階級化」
15:00-15:30
 発表者:堀田秀吾(明治大学)
 演題:計量言語学を利用した異同判別に関する考察

15:30-15:45   休憩

研究発表第2部  司会: 首藤佐智子(早稲田大学)
15:45-16:15
 発表者:矢野信(株式会社 ゼロメガ)
 演題:「最高裁判所判決における『のだ文』の使用実態」
16:15-16:45
 発表者:大河原眞美(高崎経済大学) 金光寛之(高崎経済大 学)田中牧朗(明治大学) 宮嵜由美(専修大学)リチャー 
 ド・パウエル(日本大学)
演題:「難解な民事関連法律用語の言換えに関する研究」

16:45-16:50   閉会の辞 中村幸子(愛知学院大学)







法と言語学会 研究例会ご案内

法と言語学会の研究例会の詳細が決まりましたのでご案内いたします。奮ってご参加ください。


日時:2015年10月4日(土) 13:30〜16:00

場所:早稲田大学 8号館4階402号室
 http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

スケジュール
13:00 受付開始

13:30〜14:30(発表50分+Q&A10分)
 発表者:馬 小菲
    (岡山大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程)
 タイトル:「言語学的観点から見た法廷通訳−中国語と日本語の       例を基に」
 要旨:従来の研究では、司法通訳制度の不健全性、通訳の正確性、等価性などに関して、様々な議論がされてきた。しかし、日本では未だに司法通訳人に関する公的かつ明確な基準はないのが現状である。こうした中、通訳人自身が常に技能向上に努めることが求められる。本発表ではその一助として、言語学の知識が通訳精度を上げるのに有効であることを示していきたい。
音韻論、統語論、意味論など言語学の理論を用いて、裁判中に見られる誤訳のメカニズムを説明する。その上で、こうした理論の習得が正確な通訳につながっていくことを示す。通訳精度を上げるためには、通訳人が各々の言語に対して、客観的に見る目を養い、言語の対照性に目をむけることが重要である。言語学にはそのための多くの分析手段が用意されている。

14:45〜15:45(発表50分+Q&A10分)
 発表者:兼元 美友 (信州大学) 
タイトル:「刑事裁判における名誉毀損の「摘示事実」とは         ―語彙意味論的分析―」
 要旨:本発表では、名誉毀損にあたる表現の中に現れる動詞に着目することで、刑事裁判における名誉毀損事件の「事実の摘示」の要件を語彙意味論的観点から捉え直すことを試みた分析を紹介する。侮辱罪との比較も踏まえ、名誉毀損に該当する言語表現の詳細を検討した結果、ほぼ全てのケースで「事実を摘示された人物・団体が意図的に(良くない)行為を行い、」その行為によって「周囲が迷惑や被害を被った / またはその可能性がある。」という意味内容が含まれていることが明らかになった。そして、動詞の種類としては、内在的に[行為+行為と因果関係を有する結果]までを含む工藤(1995)の主体動作・客体変化動詞(VendlerのAccomplishment verbに相当)が、名誉毀損的言語表現に最も顕著に出現していることを指摘する。 

15:45〜16:00(15分)
  連絡・報告事項など 









法と言語 学会 研究例会のご案内

法と言語学会の研究例会を以下の要領で行うことが決まりましたので、ご案内いたします。奮ってご参加ください。

日時:2014年10月4日(土)13:30〜16:00(13:00受付開始)

場所:早稲田大学  http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

会員からの研究発表を募集します。以下の要領にしたがって8月末日までに応募してください。

発表応募要領
MS Wordファイルまたはテキストファイルの形式で、ご氏名、ご所属、電子メールアドレス、報告のタイトル、ご希望の発表形式(口頭報告、ワークショップ、 シンポジウム)、および要旨300字程度をご記入の上、8月31日までに事務局まで電子メールまたは郵送でお送りください。

■事務局
住所  〒463-8521 名古屋市守山区大森 2−1723 
金城学院大学文学部水野真木子研究室内 
法と言語学会事務局

電子メール m-mizuno@kinjo-u.ac.jp
電話    052-798-0181










日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究 (C) 23520528 「法廷通訳者の語彙・表現が心証形成に与える影響に関する研究」主催 国際学術会議
第1部 基調講演
ハワイの司法通訳制度と教育システム
Court Interpreting and the Interpreter Education in Hawaii
<スピーカー>
スザンヌ・ゼン教授  PhD (ハワイ大学マノア校CITS:通訳翻訳研究センター)
Prof. Suzanne Zeng     ※通訳付き
日時: 2014年3月22日 (開場10:00) 10:30 〜 12:30 
    会場: 愛知学院大学日進キャンパス 3号館5階 3509教室
     愛知県日進市岩崎町阿良池12 0561-73-1111
交通アクセス http://www.agu.ac.jp/access.html
<ゼン博士のプロフィール>
スーザンM. ゼン博士は、1992年以降ハワイ大学マノア校通訳翻訳研究センター(CITS)で、研究と教育に携わっている。これまで、ハワイおよび太平洋地域において通訳トレーニング、ユーザートレーニング、言語アクセスなどのテーマで多数のワークショップを行う。また、法律家や公的機関に対して、通訳の効果的な利用や英語力の低い人(LEP)とのかかわり方についての講演も行っている。 10年以上にわたり最高裁判所法廷通訳委員会の一員として、ハワイ州の法廷通訳のためのより高い認定基準を確立することに貢献。 また、知事から指名を受けたハワイ州言語アクセス局諮問協議会委員も務めている。これまで通訳者養成に加え、多くの法廷、ビジネス、コミュニティ通訳の国際会議で通訳を手掛ける。
第2部 法廷通訳研究の最新動向
13:30 〜 15:00 「通訳を介して証言するということ:社会言語学的考察」
吉田理加 スペイン語法廷通訳者 
15:10 〜 16:00 「科研費研究の成果報告」
中村幸子(愛知学院大学)・水野真木子(金城学院大学) 
第3部 <ゼン教授によるワークショップ>
通訳をいかに効果的に使うか
How to Use Court Interpreters Effectively
日時: 2014年3月23日 (開場10:00) 
    10:30 〜 12:00Part 1 法律家を対象としたワークショップ
Part 2 中国語話者の被告人を想定した要通訳場面のデモンストレーション
    13:00 〜 14:30クローズド・ミーティング ※法と言語学会会員のみ
会場: 甲南大学 法廷教室 
兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1 078-431-4341
交通アクセス http://www.konan-u.ac.jp/access/
外国人事件を扱う法廷において、通訳を使う際にどんなことに注意すべきか、法律関係者が知っておくべき通訳の効果的使い方について、ハワイ州の実例から学ぶ。

<共催> 法と言語学会 

<申し込み・問い合わせ先> 中村幸子(愛知学院大学)
nakamus#dpc.agu.ac.jp (#をアットマークに変えてください)

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第5回年次大会


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年次大会の予定が決まりましたので、ご案内いたします。


◆法と言語学会2013年度年次大会のお知らせ

■日時 12 月1日(日) 午前10:30 受付開始 (大会プログラムは11:00 開始)

■会場 早稲田大学 8号館会議室 303-305
東京都新宿区西早稲田 1-6-1 (東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩5分)
早稲田キャンパスならびに8号館につきましては、以下の地図等をご参照ください。
http://www.waseda.jp/jp/campus/index.html
http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html
http://www.waseda.jp/hougakubu/main/bldg8/index.html

■プログラム(敬称略)

11:00-11:05 開会の挨拶
大河原眞美(高崎経済大学)

11:05-11:35
中国のインターネット上の謝罪文の談話ストラテジー分析と法的背景についての一考察
白継華(高崎経済大学)

11:35-12:05
難解な表現形式が法律効果発生の評価に与える影響 – 運転再開資料の診断書を題材に
池邉瑞和(早稲田大学)・首藤佐智子(早稲田大学)

12:05-12:55
総会

13:00-14:30
基調講演 「法情報科学へのお誘い」
講演者 新田克己(東京工業大学)
コメンテーター 原田康也(早稲田大学)

14:40-15:10
「最高裁判所判例集」によるコーパス構築とその可能性
矢野信(法学館法教育研究所)

15:10-15:40
生理指標を用いた商標の普通名称化の分析
堀田秀吾(明治大学)、日置孝一(神戸大学)、藤田政博(関西大学) 

15:40-16:10
伝聞例外のタイプと意味伝達 〜情報内容は維持されているか
渡部貴之(第67期司法修習生)・有働達朗(第67期司法修習生)・池邉瑞和(早稲田大学)

16:10-16:25 休憩

16:25-16:55
法言語比較からみる完全合意条項の意義とその英語表現
熊木秀行(日本大学)

16:55-17:25
法令の平易化における言語情報分析〜法制史的観点から〜
中網栄美子(早稲田大学)

17:25-17:30
閉会の挨拶

■大会参加費: 正会員・学生会員無料 非会員:学生1,000円、一般3,000円

■第5回年次大会開催校問い合わせ先
早稲田大学法学部 首藤佐智子
shudo@waseda.jp (@マークを@に変換してください)

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◆2013年度年次大会 研究発表募集のお知らせ

法と言語学会2013年度の研究大会を、2013年12月1日(日)に早稲田大学にて開催いたします。つきましては、下記の通り、研究発表を募集いたします。本大会からは、条件を満たした発表者は奨励金を受けることができるようになりました。多数のご発表とご参加をお願い申し上げます。 大会委員長 首藤佐智子(早稲田大学)

開催日時 2013年12 月1日(日)
会場 早稲田大学(東京都新宿区西早稲田1-6-1)8号館3階会議室

研究発表の募集
発表の要旨を事務局宛にメールで送付してください。
・応募締切:10月10日(木)
・発表題目と要旨(MS Wordファイルまたはテキストファイルで、和文600-800字、英文200-300語程度、著者の名前は記載しない。)
・別紙に、発表者の氏名、所属、メールアドレスを明記してください。
・研究発表は1件当たり30分(発表20分,質疑応答10分)です。
・発表言語は日本語または英語のいずれかとします。
・応募資格は本学会の会員であることですが,複数の著者による共同発表の場合は、1名は本学会会員とします。筆頭著者は、会員であることを原則とします。
・本学会の会員は,発表に際して奨励金(2,000円)を受けることができます(ただし,専任職に就いている会員は除く)。希望者は発表申し込み時に申請してください。
・査読の結果は11月5日(火)までにお知らせします。
・採択された発表者には、11月20日(水)までにA4サイズ1枚程度の予稿集用原稿を事務局宛に電子メールで提出していただきます。


■大会までのスケジュール(発表申し込みから発表までの流れ)
10月10日(木) 23:59 発表応募締め切り (事務局必着)
11月5日(火) 査読結果通知(予定)
11月20日(水) 23:59予稿集原稿締め切り
12月1日(日) 第5 回年次大会



◆機関誌『法と言語』創刊号が発刊されました!

2013年6月30日、『法と言語』創刊号を発行いたしました。
会員には、1冊無償配布されます。追加注文は有償となります。
会員: 2冊目以降 ¥500
非会員: ¥1,000
申し込み先:編集委員会中村 nakamus@dpc.agu.ac.jp

ご入用の方は、代金および郵送代(1冊の場合切手¥230分)を添えて、編集委員会へお申し込み下さい。


◆『法と言語』第2号原稿募集のお知らせ

『法と言語』第2号は2014年6月30日に発行する予定です。投稿原稿は、法と言語に関する未発表の、研究論文、実践報告、調査報告、書評とします。投稿を希望される方は「法と言語投稿規程」をご参照の上、奮ってご応募ください。原稿の締め切りは2014年2月末日です。

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国際シンポジウムのお知らせ

多文化共生時代の法と言語 −大学に何ができるか−
Law in Multicultural Symbiosis Toward Enhanced Mutual Understanding

大阪大学大学院法学研究科 高度法情報発信研究プロジェクト主催

2013年9月13日(金)13:00〜17:00
          開場・受付開始 12:30
場所:大阪大学会館 1階 21世紀懐徳堂スタジオ(豊中キャンパス)
 ※大阪大学へのアクセスは、右のURLをご参照ください。http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/
言語:日本語・英語(通訳補助あり)

◆プログラム
13:00〜13:15 問題提起  大阪大学 竹中 浩
13:15〜14:45 第1部 司法通訳と在日外国人支援
 報告@ 司法通訳の養成と大学の役割  金城学院大学 水野 真木子
 報告A 外国人のための情報提供サービス  大阪府国際交流財団 北田 加代子
 報告B 外国人コミュニティとの連携  お茶の水女子大学 マルセロ・デ・アウカンタラ
14:45〜15:00 質疑
休 憩
15:20〜16:20 第2部 東アジアの相互理解と法―英語による法教育の可能性と限界―
 報告@ 中国の場合 中国人民大学 丁 相順
 報告A 台湾の場合  台湾国立中正大学 施 慧玲
 報告B 日本の場合 名古屋大学 松浦 好治
16:20〜17:00 質疑

◆お申込み・お問合わせ
参加希望の方は、Eメールにて、@お名前(ふりがな)、Aご所属、Bご連絡先メールアドレスを明記の上、お申込みください。
【連絡先】〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1−6
    大阪大学大学院法学研究科 高度法情報発信研究プロジェクト事務局
    E-mail: bestmixture-inquiry@law.osaka-u.ac.jp

※このシンポジウムは、科学研究費助成金・基盤研究(A)「高度法情報発信のための多言語情報の最適組み合わせに関する研究(略称:高度法情報発信研究プロジェクト)」(平成22〜25年度)の研究成果の一部です。

◆開催趣旨
 今日、多文化共生が時代の合言葉になっています。多くの外国人が勉学や就労のために日本を訪れるようになり、日本語だけが話される、日本人のみの国家というこの国のイメージは、徐々に現実との間に乖離を生じさせつつあります。他方で、企業の海外進出に伴って国外で働く日本人の数も増えてきました。政治・経済・教育等々、どの分野をとっても活動の範囲が国境と一致しなくなっています。特に活発なのは中国をはじめとした東アジアという地域の中の交流です。リージョナルなレベルでの人の流れを、時代の問題として考えることがますます必要になっています。交流を円滑にするうえで、きわめて高い重要性をもつのが法についての情報伝達です。法について知ることは、それを生み出した社会を理解する上で最も有効な手段のひとつであると同時に、その土地で安心して暮らし、活動するための不可欠の条件だからです。
 そのさい、障壁として立ちはだかるのが言語の壁です。たとえば、日本で暮らすことになったものの日本語を解さない外国人に、日本の法制度について理解してもらうには多くの困難が伴います。行政・司法通訳、行政の外国人政策担当者たち、そしてさまざまな生活上の問題を抱える在日外国人を支援する弁護士やボランティアはその困難を克服しようとする人々です。しかし、司法通訳の養成や再教育の方法、また外国人のコミュニティに的確に法情報を伝達する方法は、なお確立しているとはいえず、それぞれのグループが目的に応じて、手探りで行っているというのが現実です。
 東アジアという地域を単位として法について考えることの必要性もますます高まっています。かつて東アジアの中で日本は法について教える立場にあり、多くの留学生が最も身近な近代法としての日本法を学ぶために来日しました。しかし、今日では、東アジアの各国では法整備が進み、それぞれの国は独自の法制度をもつにいたっています。それぞれの法制度について知ることは、この地域に住む多様な人々の相互理解を深めるための重要な手段です。また、相互理解の深化に取り組むなかで、東アジアにふさわしい共通の法を協力して発展させていくという課題も、近い将来、視野に入ってくるでしょう。しかし、ここでもやはり言葉の違いが障壁になります。東アジアにおいても、相互理解のために中心的な役割を果たす言語として英語に対する期待が高まりつつありますが、シンガポールや香港を別にすれば、英語を解する人の比率はなお限られています。言葉に関わる障壁を少しでも低くし、東アジアでの法分野の相互理解を深めることが、今日、重要な課題となっています。
 このような法と言語に関わる種々の問題を洗い出し、さらに、その解決に向けて大学がどのような役割を果たすことができるかを考えるのが、今回のシンポジウムの目的です。



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法と言語学会 研究例会のお知らせ


以下の要領で、研究例会を開催致しますので、奮ってご参加ください。

【法と言語学会 研究例会】

日時:2013年9月10日(火) 12:30〜16:00

場所:金城学院大学 栄サテライト
 http://www.kinjo-u.ac.jp/inst/38.html

12:30〜13:30(発表50分+Q&A10分)
 毛利雅子(関西外国語大学)「法廷通訳・翻訳における言語等価性の可能性」
13:45〜14:45(発表50分+Q&A10分)
 竹川俊也(早稲田大学法学研究科)「裁判員制度における証拠の許容性」(仮題)
15:00〜16:00(60分)
 機関誌第1号合評会(会員のみ)
 (2013年6月30日付で、本学会の機関紙の創刊号が発刊されました。すでに会員の皆さんのお手元に届いていると思います。本誌の内容や装丁に関し率直なご意見を伺いたく合評会を行います。つきましては、執筆者の方はご出席いただけますようお願いいたします。)

2013年8月18日

法と言語学会事務局
 河原清志
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法と言語学会 研究例会6月9日(日)13:00〜 のご案内

日時:2013年6月9日(日) 13:00〜16:00

場所:早稲田大学早稲田キャンパス8号館303教室
 http://www.waseda.jp/jp/campus/index.html
 http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

13:00〜14:15 (発表60分+Q&A15分)
 加藤貴之(清和大学准教授)「裁判員制度に関する議論の一考察 −施行後3年の検討という文脈において−」
  <休憩 15分>
14:30〜15:45 (発表60分+Q&A15分)
 武田珂代子(立教大学教授)「司法通訳は『コミュニティー通訳』か?:国際戦犯法廷と米国・企業訴訟における通訳を事例として」
16:30迄には解散(そのあと、茶話会その他)

本研究例会の当日は日曜日のため、通用ドア1つだけが空いていて、
そこで入館者をチェックする仕組みになっております。したがいまして、
誠に恐縮ですが、事前申込制とさせて頂きますこと、ご了承ください。
お手数をおかけして申し訳ございませんが、参加希望の方は、下記のアドレスまで、
@お名前、Aご所属、を明記のうえ、メールにてご連絡頂きますよう
お願い申し上げます。

なお、この研究例会は非会員の方も参加費は無料です。
関心のある方にお知らせ頂ければ幸いです。


2013年5月9日

法と言語学会事務局
河原清志(金城学院大学)
  お問い合わせ:kawahara(a)kinjo-u.ac.jp   (a)を@に変えて入力下さい。

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法と言語 学会2012 年度年次大会のお知らせ

■日時 12 月15 日(土) 午前9:30 受付開始 (大会プログラムは10:00 開始)
 (前回の案内より開始時間が早まりました。ご注意ください)

■会場 明治大学駿河台キャンパス 1115教室 (リバティ・タワー11階)
アクセスマップ http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
キャンパスマップ http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html

■プログラム

<開会の挨拶> (10:00-10:10) 
 大河原眞美(高崎経済大学)

<シンポジウム> (10:10-12:00)
「法と言語研究の展開」
 企画者 
   堀田秀吾(明治大学)
 パネリスト
  小林史明(明治大学、法哲学・法と文学)
  札埜和男(京都教育大学附属高等学校、社会言語学・法方言学)
  原大介(豊田工業大学、言語学・手話言語学)
 コメンテーター
  石橋達成(弁護士・第一東京弁護士会)


<基調講演>(13:00-14:00)
「司法通訳言語研究が公正な司法にどう貢献できるか」
 水野真木子 (金城学院大学)

<研究発表> (14:10-17:00)
・研究発表1 (14:10-14:40)
「名誉毀損事件を例に、起訴状の公訴事実の適正な情報量について言語学的に考察する」
  池邉瑞和(早稲田大学)・首藤佐智子(早稲田大学)

・研究発表2 (14:40-15:10)
「相互行為上の資源としての「次」の発話位置における裁判官の発言―模擬評議場面のミクロ分析」
  北村隆憲(東海大学)

・研究発表3 (15:10-15:40)
「法廷通訳人の語彙選択が模擬裁判員に与える影響についての実験結果に対する考察」
  中村幸子(愛知学院大学)・水野真木子(金城学院大学)・河原清志(金城学院大学)

<休憩 20分間>

・研究発表4 (16:00-16:30)
「機能と権力の視点から読み解く裁判員制度PRのための方言キャッチコピーと法言語景観」
  札埜和男(京都教育大学附属高等学校)

・研究発表5 (16:30-17:00)
「今なぜ『日本語保護法』が必要なのか?〜日本語の地位計画への言語法アプローチ〜」
  津田幸男 (筑波大学)

<閉会の挨拶> (17:00-17:05)
  堀田秀吾(明治大学)

■事務局
住所  〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1 
明治大学法学部堀田秀吾研究室内 
法と言語学会事務局

電子メール こちらのURLよりご確認ください http://www.kisc.meiji.ac.jp/~hotta//mail/mail.html

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法と言語 学会2012 年度年次大会の予定が決まりましたので、ご案内いたします。



■日程 2012年12 月15 日(土)

■会場 明治大学駿河台キャンパス

■予定プログラム

■日時 12 月15 日(土) 午前10:00 受付開始 (大会プログラムは10:30 開始)

■会場 明治大学駿河台キャンパス

■予定プログラム

<シンポジウム> (10:30 〜 12:00)

「法と言語研究の展開」

企画者:  堀田秀吾(明治大学)

パネリスト: 
小林史明(明治大学、法哲学・法と文学)

札埜和男(京都教育大学附属高等学校 社会言語学・法方言学)

原大介(豊田工業大学、言語学・手話言語学)

コメンテイター:石橋達成(弁護士・第一東京弁護士会)



<基調講演>  (13:00〜14:00)

水野真木子 (金城学院大学)



<研究発表(口頭発表・ワークショップ)> (14:20 〜 16:50)



■大会までのスケジュール(発表申し込みから発表までの流れ)

10 月31 日 発表申し込み締め切り (事務局必着)

11 月初旬 査読結果通知・ホームページ上でプログラム案発表

11 月30 日 予稿集原稿締め切り

12 月15 日(土) 第4 回大会

■発表応募要領

MS Wordファイルまたはテキストファイルの形式で、ご氏名、ご所属、電子メールアドレス、報告のタイトル、ご希望の発表形式(口頭報告、ワークショップ、シンポジウム)、および要旨300字程度をご記入の上、10月31日までに事務局まで電子メールまたは郵送でお送りください。なお、ワークショップ/シンポジウムを企画される方は、報告予定者のご氏名もご記入ください。口頭報告をご希望の方も、査読結果によってはポスター報告という形式でお願いすることがあります。なお、採用された方は、11月30日までにA4サイズ1枚程度の予稿集用原稿を事務局宛に電子メールで提出していただきます。



■事務局

住所  〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1 

明治大学法学部堀田秀吾研究室内 

法と言語学会事務局

電子メール こちらのURLよりご確認ください http://www.kisc.meiji.ac.jp/~hotta//mail/mail.html


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法と言語 学会2011 年度年次大会のご案内

***会場と開催時間について前回のご案内から若干の変更がございます。ご注意ください***

■日時 2011年12 月10 日(土)
■会場 金城学院大学サテライト
 地下鉄東山線・名城線 栄駅下車
 〒460-0003
  名古屋市中区錦三丁目15番15号 CTV錦ビル4階(セントラルパーク地下街10A出口前)
   http://www.kinjo-u.ac.jp/inst/38.html

■プログラム
12:30受付開始
13:00-13:10開会の辞大河原眞美(高崎経済大学・大会実行委員長)
13:10-13:40口頭発表1「少数民族言語としての満語」叢朝華(高崎経済大学大学院地域政策研究科後期課程)
13:40-14:10口頭発表2「『国語科』における模擬裁判〜裁判員制度を念頭に置いて〜」札埜 和男(京都教育大学附属高等学校)
14:10-14:40口頭発表3「判決文はどう変わったか−裁判員制度の施行前と施行後(その1)」橋内 武(桃山学院大学)・堀田秀吾(明治大学)
14:40-15:10<休憩>
15:10-16:40シンポジウム「リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件における通訳問題」
神谷説子(ジャパンタイムズ記者)
水野真木子(金城学院大学)
堀田秀吾(明治大学)
16:40-16:50閉会の辞中村幸子(愛知学院大学)

■事務局
住所  〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1 
明治大学法学部堀田秀吾研究室内 
法と言語学会事務局

電子メール hotta@kisc.meiji.ac.jp
電話・FAX 03-5300-1383

■参加費等
大会参加費: 正会員・学生会員無料 非会員:学生1,000円、一般3,000円
懇親会費 4,000 円程度

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【1】
日本学術振興会科学研究費補助金・新学術領域研究

「裁判員裁判における言語使用と判断への影響の学融的研究」国際シンポジウム

Language in the Judicial Process:
Its Implications for Lay Participation

Date and Time: September 18, 2011, 10:00〜16:00
Place: Kyoto Garden Palace, Room GION (京都ガーデンパレス 祇園の間)

Morning Session (午前の部)
“How Do Linguistic Factors Influence Decision-Making by Lay Participants?”
(言語的要因が素人参加者の判断に与える影響)
Participants
Syûgo Hotta [堀田秀吾] (Meiji University)
Mami Hiraike Okawara [大河原眞美]( Takasaki City University of Economics)
Masahiro Fujita [藤田政博](Kanasai University)
Gishu Watanabe [渡辺修](Attorney and Konan Law School)
Makiko Mizuno [水野真木子](Kinjo Gakuin University)
Sachiko Nakamura [中村幸子](Aichi Gakuin University)

Afternoon Session (午後の部)
Invited Speakers
Judith N. Levi (Professor Emeritus, Northwestern University, U.S.A.)

Sandra Hale (Professor, University of New South Wales, Australia)

(午後の部には通訳あるいは翻訳が付きます)

Moderator Takeshi Hashiuchi[橋内武](St. Andews University)

一般公開・参加無料

<なお、参加をご希望される方は hotta@kisc.meiji.ac.jp までご連絡をお願いします。>

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科学研究費基盤研究(C)
「裁判員裁判における言語コミュニケーションの定量的分析と伝達モデルの構築」
公開ワークショップ

「法コンテキストの言語使用と定量的分析の手法の検討」

日時: 2011年7月31日 10:00 〜 16:35
場所: 明治大学和泉校舎(メディア棟 M202教室)

◆◆◆プログラム◆◆◆
10:30 - 14:30
KH-Coderワークショップ/樋口耕一(立命館大学)
(12:00 - 13:00 の間は昼食のための休憩)
14:45 - 15:35
模擬評議と判決文の定量的分析例/堀田秀吾(明治大学)
15:45 – 16:35
裁判員裁判の評議のナビゲーション支援/佐藤崇徳・新田克己(東京工業大学)

※本ワークショップおよび報告は、参加費は無料ですが、パソコンが利用できる情報教室で行うため、参加人数に制限がございます。参加を希望される方は、あらかじめ以下のメールアドレスにご連絡ください。またご自分のPCでKH Coderによる分析を行いたい方は、ノートPC(Windows)をお持ちください。

連絡先: 明治大学 堀田秀吾 hotta@kisc.meiji.ac.jp


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法と言語学会定例研究会(第3回)


 以下の要領で研究会を開催いたします。周知にご協力いただければ幸いです。

とき: 2011年3月20日(日) 1:00pm〜
ところ: 金城学院大学W9号館205号室


1)橋内武(桃山学院大学教授)**
「言語権と言語法」

2)水野真木子(金城学院大学教授)
「裁判に見る英語に訳しにくい日本語表現の検討」

3)中村幸子(愛知学院大学准教授)
「殺人未遂事件通訳付き模擬裁判についての報告」
  
4)渡辺修(甲南大学法科大学院教授)
「陪審員と司法通訳ーハワイ州で学ぶ」

*本研究会は、無料で参加できます。奮ってご参加ください。


お問い合わせ:堀田秀吾(明治大学)
hotta●kisc.meiji.ac.jp(●をアットマークに置き換えてください)
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<以下、過去のお知らせです>

法と言語学会第二回年次大会

2010 年度年次大会(第2回大会)が、2010 年12 月11 日(土)に、
高崎経済大学(群馬県高崎市)にて開催されます。

■日時 2010年12 月11 日(土)
■会場 高崎経済大学
■予定プログラム
基調講演 橋内武(桃山学院大学) 
研究発表
ワークショップ/シンポジウム

大会プログラムは以下のURLからご覧いただけます。
http://jall.jpn.org/docs/2010program.pdf

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以下の要領で研究会を実施いたします。一般公開、無料ですので奮ってご参加ください。また、周知にご協力ください。(転載自由)

国際法言語学会の初代会長 Malcolm Coulthard 教授(英・アストン大)の研究会のお知らせ。

とき: 2010年12月3日(金) 16:00〜18:10(質疑・討論を含む)
会場: 桃山学院大学総合研究所第一会議室(アンデレ館5階)
講師: Malcolm Coulthard 氏
題目: Towards Critical Forensic Linguistics (批判的法言語学に向けて)
使用言語: 英語(通訳なし)

主催 桃山学院大学総合研究所・桃山学院大学英語英米文学会;・桃山学院大学国際文化学会
後援 法と言語 学会

照会先: 橋内 武(Email thashi■andrew.ac.jp [■をアットマークに変更してください]
       電話: 0725-54-3131 ext. 3719)

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日時: 2010年9月3日(金) 13:00~17:00
場所: 明治大学駿河台校舎アカデミーコモン 310E教室
アクセスマップ: http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
キャンパスマップ: http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html

■発表1: 「詐欺のレトリック分析(仮題)」
<発表者> 中村秩祥子(滋賀大学)
<要旨> 架空請求の被害が後を絶たないが、なぜ、身に覚えのない請求に応じてしまうのか、架空請求書の実例文を使って、どのように読み手は解釈しがちになるのか分析してみる。また、電話などの実例も示して、文書の場合と類似した詐欺の手法を使われていないか検証してみる。分析の枠組みに関連性理論を応用する。

■発表2: 「外国人裁判における通訳の部分的非介入」
<発表者> 中根育子(メルボルン大学)
<要旨> 日本では、日本語を母語としない被告人が通訳人を介して裁判を受けた場合、「要通訳人事件」として記録に残されている。このような事件に関連し、通訳のアクセスや、質についてさまざまな問題が指摘されてきているが、本発表では、要通訳人事件の公判において、通訳が法廷には在席しているものの、 通訳が行われないやりとりが見られた事例について、社会言語学的見地から検証する。具体的には、ある程度日本語が話せる、また理解できる被告人に対し、どのような形で部分的通訳の「不使用」が見られ、それには非母語話者の日本語能力と法廷言語に関する認識が反映しているかを分析する。

お問い合わせ:堀田秀吾(明治大学)
hotta●kisc.meiji.ac.jp(●をアットマークに置き換えてください)

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 以下の要領で公開研究会を開催いたします。
(転載自由、周知にご協力ください)

「人が人を裁くということ 裁判員制度をめぐる議論の盲点」

講師:
小坂井敏晶 (パリ第八大学心理学部)

日時: 2010年7月27日 14:30〜17:00
場所: 東洋大学 大学院棟(5号館)5403教室

アクセスマップ: http://www.toyo.ac.jp/access/access_j.html
キャンパスマップ: http://www.toyo.ac.jp/campus/hakusan_j.html

<要旨>
 裁判官と裁判員のどちらにより正しい判断ができるか。この問いには原理的に答えが存在しな
い。被告人が犯人であるかどうかは当人以外の誰にもわからない。ある事実認定を正しいと認
めるためには、裁判所の解釈と事実自体とがそれぞれ二つの分離された内容を持ち、かつ両者
の間に齟齬がないと証明される必要がある。しかし事実自体は誰にもわからない。警察には彼
らの犯行仮説があり、検察には検察の事実推定、弁護側には弁護側の主張、裁判官には裁判官
の判断がある。それ以外にマスコミや世間の意見もある。これら多様な見解の中で最も事実に
近いと定義されるのが裁判所の判決だ。裁判が真実を究明したかどうかを判定するために比較
すべき生の事実はわからない。素人市民の方が裁判官よりも誤判が多いか少ないかという問い
は意味をなさない。事実がわからない以上、判定しようがないからだ。答えは制度の内在的性
質からは出てこない。

事件の真相は神のみぞ知るという前提の下、判決を正当化する政策として欧米の制度は練り上
げられてきた。英米とフランスでは司法哲学だけでなく、裁判に参加する「市民」の意味が異
なる。それは控訴の仕組みに特によく現れている。フランスでは最近まで重罪の有罪判決に対
して控訴が認められなかった。十年以下の処罰を担当する軽罪裁判では第一審も控訴審も職業
裁判官が裁く。職業裁判官ならば誤判がありうる。それは技術的問題にすぎない。したがって
控訴は可能だ。しかし重罪裁判では人民自身が裁きを下す。したがって人民の決定に対する異
議申立ては国民主権の原則からして許されない。それに対して英米では有罪判決の控訴が可能
なだけでなく、上級審は職業裁判官だけが司る。それは何故か。

問い合わせ: 堀田秀吾(明治大学)hotta■kisc.meiji.ac.jp (■を@に変えてください)
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「裁判員裁判における言語使用と判断への影響の学融的研究」公開シンポジウム

『法言語学の将来像−裁判員裁判における言語鑑定のあり方−』

日  時2010年6月13日(日)12:30 〜 17:00
場  所明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー16階1166

第一部
「言語学鑑定の利用に向けた課題と展望」

パネリスト 指宿  信 (成城大学法学部教授・法と心理学会副理事長)
藤田 政博 (関西大学社会学部准教授・法と心理学会理事)
大河原眞美 (高崎経済大学大学院地域政策研究科長・教授・法と言語学会会長)
堀田 秀吾 (明治大学法学部教授・法と言語科学研究所所長)
司会 橋内  武 (桃山学院大学大学院文学研究科長・桃山学院大学国際教養学部教授)

第二部
「法廷通訳の正確性と鑑定について」

パネリスト 宮家 俊治 弁護士(第二東京弁護士会)
渡辺 修 弁護士(大阪弁護士会・甲南大学法科大学院院長・教授)
水野真木子 (金城学院大学文学部教授・法と言語学会副会長)
司会 中村 幸子 (愛知学院大学文学部准教授)
総合司会首藤佐智子 (早稲田大学法学部准教授)

共催:法と言語学会・法と言語科学研究所
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以下の論文をアップロードしました。(ABOUTのページ)

■橋内武 (2009) 「法言語学の成立と学会の誕生」 国際文化論集 第40号 67-95頁 桃山学院大学総合研究所 

■John Gibbons教授 設立総会基調講演録
橋内武 2009 「ジョン・ギボンズ教授の基調講演『裁判員制度と法言語学―若干の問題提起(―法と言語 学会設立総会―)』」)

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「法と言語科学研究所公開講演会」および
「第2回法廷言語コーパス研究会」のお知らせ
(これらの催しものは同日に続けて開催されます)

■法と言語科学研究所公開講演会 [第一回]
日時: 2010年2月26日(金) 1:30pm〜2:50pm
会場: 明治大学和泉校舎リエゾン棟2階会議室
アクセスマップ: http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/izumi/access.html

札埜和男(京都教育大学付属高等学校)
「方言(地域語)と裁判員制度〜速記官の役割を視野に入れながら〜」

■第2回法廷言語コーパス研究会

日時: 2010年2月26日(金) 3:00pm〜5:00pm
会場: 明治大学和泉校舎リエゾン棟2階会議室
アクセスマップ: http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/izumi/access.html


1)吉田理加(スペイン語法廷通訳・立教大学大学院博士後期課程)
「要通訳裁判員裁判における法廷談話実践の一考察」

2)水野真木子(金城学院大学)・中村幸子(愛知学院大学)
 「英語通訳付き裁判員模擬法廷から見えてきたもの・・・今後の研究の方向性」
 
*本講演会・研究会は、どなたでも無料で参加できます。お気軽にご参加ください。

お問い合わせ:堀田秀吾(研究代表者・明治大学)

hotta◆kisc.meiji.ac.jp(◆をアットマークに置き換えてください)
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法と言語 学会2009年度年次大会のご案内

 2009年度年次大会(第1回大会)が、2009年12月12日(土)に、金城学院大学(名古屋市)にて開催されます。

■日時 12月12日(土) 午前9:00 受付開始 (大会プログラムは9:30開始)

■会場 金城学院大学

■プログラム  
9:30-9:40開会の辞首藤佐智子(早稲田大学)
9:40-10:20基調講演「法言語学の魅力と可能性―法律用語の分析から」大河原眞美(高崎経済大学)
10:20-10:30<休憩>
10:30-12:00
記念シンポジウム
「ことばが司法判断に与える影響 司法通訳との関連から―
法律実務家、司法通訳実務家、法廷通訳研究者という3つの立場から語るメルボルン事件」
モデレーター 水野真木子(金城学院大学)
パネリスト:
近藤厚志(大阪弁護士会弁護士 メルボルン事件弁護団)
長尾ひろみ(神戸女学院教授 司法通訳人 メルボルン事件弁護団通訳研究チーム)
水野真木子(金城学院大学教授 メルボルン事件弁護団通訳研究チーム)
12:00-13:15<昼食>
13:15-13:45口頭発表1「コーパスを用いた評議における制度的談話の考察」堀田秀吾(明治大学)
13:45-14:15口頭発表2「方言と裁判」札埜和男(京都教育大学附属高等学校)
14:15-14:45口頭発表3「植民地独立後アジア地域の司法言語政策の比較」リチャード・パウエル(日本大学)
14:45-15:15口頭発表4「要通訳裁判員裁判の検証を目指す 最初の半年に実施されたものを事例として」津田守(大阪大学)
15:15-15:30<休憩>
15:30-16:00口頭発表5「日中法律用語の対照研究」吉田慶子(立命館大学)
16:00-16:30口頭発表6「司法通訳制度構築および運用に関する一考察―スペイン・カタルーニャ自治州における事例から」塚原信行(愛知県立大学)
16:30-17:00口頭発表7「法廷実験:模擬裁判員の心証形成に及ぼす通訳の影響」中村幸子(愛知学院大学)・水野真木子(金城学院大学)
17:00-17:10閉会の辞堀田秀吾(明治大学) 

■参加費等
大会参加費: 正会員3,000円(4,000円) 学生会員1,000円
(括弧内の金額は大会当日払いの場合です。なお、
今年度に関しましては、会員・非会員共、
同額の参加費にて大会にご参加いただけます。)

懇親会費 3,000円
昼食お弁当を配布します。お弁当代は上記参加費に含まれています。

■会場へのアクセス http://www.kinjo-u.ac.jp/contents/access.html
 
 名古屋駅から地下鉄東山線・藤ヶ丘行に乗車し、「栄」駅で下車、名鉄瀬戸線・尾張瀬戸
 行に乗り換え、「大森・金城学院前」駅で下車、徒歩3〜4分

■事務局
住所 〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1 明治大学法学部堀田秀吾研究室内 
法と言語学会事務局
電子メールhotta■kisc.meiji.ac.jp(■をアットマークに置き換えてください)
電話・FAX03-5300-1383


法と言語 学会定例研究会(第一回)
(法廷言語コーパス研究会と共催*)

日時: 2009年6月6日(土) 1:30pm〜5:00pm
会場: 統計数理研究所 講堂
アクセスマップ: http://www.ism.ac.jp/access/index_j.html

1)中村幸子(愛知学院大学准教授)・水野真木子(金城学院大学教授)
「通訳付き裁判員模擬法廷の分析」

2)堀田秀吾(明治大学准教授)**
「商標分析と統計利用(予定)」

*今回の定例研究会は、法と言語 学会理事会メンバーを中心とした
統計数理研究所共同利用プロジェクトの法廷言語コーパス研究会
(代表・堀田秀吾)との共催で行います。したがいまして、
今回に限り、法と言語学会にご入会なさっていない方も無料で
研究会に参加できます。奮ってご参加ください。

**現在、発表者を募集しております。ご研究(中間報告可)を発表してくださる方がいれば、
 そちらに変更する予定です。発表してくださる方は、下記の問い合わせ先まで
 ご連絡ください。

お問い合わせ: 堀田秀吾(明治大学)
hotta●kisc.meiji.ac.jp(●をアットマークに置き換えてください)

ご参加いただける方は、できるだけ事前に事務局の堀田まで
ご連絡いただければ幸いです。

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「法と言語 学会」設立総会
2009年5月17日(日)
10:00〜12:00
於、明治大学リバティータワー23階 岸本辰雄記念ホール


法と言語学会設立総会プログラム

1. 開会の辞
2. 会長の挨拶
3. 学会設立の趣旨
4. 基調講演
    西シドニー大学/元国際法言語学会会長・John Gibbons
5. 設立記念パネル・ディスカッション
  「司法にとって言語とは何か」
   <パネリスト>
   酒井幸(弁護士、日本弁護士連合会裁判員裁判
       実施本部副本部長)
   渡辺修(甲南大学法科大学院長、弁護士)
   大河原眞美(本会会長、高崎経済大学教授)
  水野真木子(本会副会長、金城学院大学教授)
6. 会則制定・決議

7. 設立宣言

8. 閉会の辞

問い合わせ: 
法と言語 学会事務局 〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1 
明治大学法学部 堀田秀吾研究室内
電話・FAX 03-5300-1383

第6回 法と言語研究会のご案内

日時:2009年1月10日(土)1時より
場所:早稲田大学8号館(法学部のある建物)2階会議室

●「評議における裁判官による言語行為」 堀田秀吾(明治大学)・首藤佐智子(早稲田大学)
要旨:本研究では、裁判所で行われた模擬裁判の評議のデータをもとに、専門家である裁判官による言語行為によって非専門家の裁判員の発言内容がどのように影響を受けるかというメカニズムについて、Austinの言語行為(1962)、Grice(1975)の協調の原理の操作、Brown and Levinson(1978)の面子威嚇行為、心理学の説得・影響に関する諸理論を援用して分析し、この制度的談話に見られる種々の特徴も同時にあぶり出す。

●「米国における司法通訳倫理と通訳の実際」武田珂代子(モントレー国際大学、会議・法務通訳者)
要旨: 「正確性」、「公平性」、「中立性」、「守秘義務」は司法通訳に関するいかなる職務倫理規定にも含まれる基本原則的概念である。しかし、実際の通訳現場においては、司法通訳者がそうした倫理規定から逸脱した行為をすることもある。本発表においては、司法通訳における規範の研究で実証されている「逸脱的」行為の例、「逸脱」を抑止する手続きとしての通訳チェッカーの役割、最後に、通訳者の守秘義務に関して米国の通訳者の間で議論が続いている「アイオワ事件」について説明する。
___________________
第五回法と言語研究会

日時: 10月25日 1:00pm〜5:00pm
会場: 金城学院大学西キャンパス、W8号館301号室
アクセスマップ: http://www.kinjo-u.ac.jp/contents/access.html
キャンパスマップ: http://www.kinjo-u.ac.jp/contents/campusmap.html

1)中村幸子(愛知学院大学准教授)・水野真木子(金城学院大学教授)
「通訳付き裁判員模擬法廷のデータ分析 中間報告」
  日本通訳翻訳学会の年次大会で行った通訳つき裁判員模擬法廷から得られたデータ分析を行う。
  第1回目に関しては、8月に上海で行われたFIT(国際翻訳家連盟)の大会において発表した内容を紹介する。第2回目に関しては、2名の模擬通訳人の訳語選択に焦点を当てたデータ分析の中間報告を行う。

2)長尾ひろみ(神戸女学院大学教授)
「メルボルン事件と通訳の正確性」
  メルボルン事件では通訳の不備が有罪判決の大きな要因になったのではないかと言われている。どの様な「ことば」がどの様に訳されたのか、捜査段階のテープ起こしから「ことば」を抽出し、検討してみる。

3)渡辺修 (甲南大学法科大学院院長)
「法律家の立場から言語分析に期待すること」
  今回の研究会での言語分析に関わる発表を聞き、法律家としての立場から、そのような研究に何が期待出きるかコメントする。

4)大河原眞美(高崎経済大学教授)
「市民から見た裁判員裁判」
本報告では、拙著『市民から見た裁判員裁判』(明石書店、2008年)について簡単に紹介
する。本書は、法律家ではなく市民の目線から「裁判は市民になぜわかりにくいのか」をテ
ーマに書き上げたものである。本書の構成は六章からなり、第一章では、市民と法律家の乖
離を「裁判言語モデル」から解説した。具体的には、両者の異質性は、表層では言語的特徴
として表れ、深層では異なった論理として内在している。第二章では、表層の言語的特徴に
注目して、わかりやすさの技法について述べた。第三章では、二つの商標裁判を取り上げ
て、市民の類似判断と法廷における類似判断の違いを解説して、深層のわかりにくさについ
て触れた。第四章では、法律家と市民が殺人に対して異なった意識を持っているか否かを、
アンケート調査を行って分析した。第五章では、殺意の認定に商店をあて、市民の認定方法
を法律家の認定基準から分析し、その異なりを解明した。第六章では、模擬裁判を中心に、
現行の裁判もふまえて、市民から見たわかりにくさについて論じ、わかりやすくする技法に
ついても言及した。

5)堀田秀吾(明治大学準教授)
「裁判間の影響的発話と裁判員の意見の推移」
法曹三者の模擬裁判における参加者の発話を「発話の力」とう観点から27類型に分類し、その中から参加者の意見に影響を及ぼしうる発話類型を同定し、集計することにより、賀来裁判体における裁判官の影響的発話を定量化し、裁判員の意見の推移との相関を検討する。

<NEW 2>
第2回 法と心理 日韓合同研究会

主催:立命館大学法と心理研究会・立命館大学人間科学研究所
共催:立命館大学法学研究科、文学研究科
協力:立命館大学コリア研究センター

場所:立命館大学衣笠キャンパス 学而館 第1研究会室(会場が変更されてます。ご注意を。)
アクセスマップ:http://www.ritsumei.jp/accessmap/images/accessmap_kinugasa_primary2.gif
キャンパスマップ: http://www.ritsumei.jp/campusmap/pdf/kinugasa_map.pdf 

日時:2008年10月17日(金) 13:00―16:30

 昨年に引き続き、今年も「法と心理 日韓共同研究会」を開催します。是非、ご参加いただきますようご案内申しあげます。今回は、日韓の心理と法学を専攻する若手研究者の研究成果の発信の機会として企図されました。韓国側からは、プレゼンター、コメンテイターの他に3名の裁判官も同行され、既に韓国で始まっている陪審裁判に関しても貴重な情報を得られる機会となることでしょう。
なお、この研究会は、「立命館大学研究国際化推進プログラム」による助成を受けています。

■プレゼンター■

Jury Decision Making under the Unanimous and Majority Verdict Rule
Min C. Kim (John Jay College of Criminal Justice The Graduate Center, City University of New York)

The Effects of Decision Rule on Jury Deliberation
Eunro Lee (Chungbuk National University, South Korea)

テキストマイニングを用いた裁判員裁判の評議過程分析の試み 〜地方裁判所での模擬裁判を対象として〜
 若林浩輔(立命館大学大学院文学研究科博士後期課程院生)

説得 persuasion におけるチャンネル channel の違いが受け手の判断や態度に及ぼす影響 〜裁判員制度導入に向けた模擬裁判員実験〜
小松加奈子(立命館大学大学院文学研究科博士前期課程院生)

『法廷等の秩序維持に関する法律』と公正
吉井匡(立命館大学大学院法学研究科博士後期課程院生)

◆ コメンテイター
 Kwang Bai Park (Professor of Chungbuk National University, South Korea)
サトウタツヤ(立命館大学文学部教授)

◆ 司会
 指宿 信(立命館大学法科大学院教授)

◆ 問い合わせ先
立命館大学人間科学研究所 〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
tel:075-465-8206(内線2571) fax:075-465-8245
Email:krsc-15{AT}st.ritsumei.ac.jp

<1>
立命館大学法と心理研究会

いよいよ裁判員裁判の開始まで一年近くとなりました。
本研究会のメインテーマのひとつである裁判員制度につき、下記のとおり
研究会を開催しますので奮ってご参加下さい。

日時:2008年7月5日(土)午後2:00−5:00
場所:立命館大学創思館312号室
アクセス:http://www.ritsumei.jp/accessmap/images/accessmap_kinugasa_primary2.
gif
校内:http://www.ritsumei.jp/campusmap/images/2007kic_001.jpg

講師:岡田悦典氏(南山大学法学部准教授)
テーマ:「裁判員の法知識と法曹に対する意識ー第二次調査からー



               立命館大学 法と心理研究会
               サトウタツヤ(文学部教授)
               指宿信(法務研究科教授)

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第4回法と言語研究会のお知らせ

日時:6月28日 午後1時より
場所:明治大学和泉校舎リエゾン棟会議室
アクセスマップ: http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/izumi/access.html

1)「合衆国統一軍法典に則った米軍における陪審員による裁判の概略」

報告者: 関沢 紘一氏 (米海軍統合法務局)
要旨: 今、司法関係者と国民にとって関心が高まっている裁判員制度。 
その実施も、来年5月ということで、その準備も最終段階に入っていることが窺える。 


おそらく裁判所、検察庁、弁護士会もそれぞれにおいて暗中模索的あるいは
試行錯誤的に、手続きと法廷におけるプレゼン技術を練っていくものと思われる。 
そこで裁判手続きと法廷における技術とは異なる点も多々あるが、
手続きや基本思想において参考となりそうな類似点もいくつか見られる
米国の陪審員制裁判手続き。 すべてではないとしても、その多くを取り入れている、


合衆国統一軍法典United Code of Military Justice (UCMJ) に則った、
米軍における陪審員による裁判の概略について考察する。

2)「二ヶ国語法律制度から我々が何を学べるか」
報告者: Richard Powell氏 (日本大学)
要旨: Malaysian courtrooms are bilingual in a relatively unusual sense:
both Malay (Bahasa Melayu or Bahasa Malaysia), which is the
national language, and English, which was the official language
until the end of British rule in 1957,
have de jure standing. Submissions and witness examinations may
be performed in either language without translation,
and alternation between the two codes
is common, even within the same speech acts.
This paper will examine multifunctional motivations for code
choice on the part of courtroom participants and consider
the implications of code choice for language
policy within the legal domain, concentrating on issues such
as language disadvantage before the law,
transparency of legal processes, and professional discursive strategies.

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日本通訳学会コミュニティー通訳分科会会合のお知らせ

コミュニティー通訳分科会では、メンバーの有志で法廷通訳の言語分析のプロジェクトを立ち上げて活動していますが、9月の年次大会での模擬法廷で得られた結果に対する分析の中間発表を行いたいと思います。また、研究手法に関するさらなる知見を得るために、以下のような会合を企画しました。

日時:3月29日(土)1:00―5:00
場所:名古屋国際センター (http://www.nic-nagoya.or.jp/japanese/aboutus/access.htm)
              名古屋駅から徒歩7分
プログラム:
1:00〜2:00 [発表者] 林慶雲氏 (名古屋外国語大学)
「中国語法廷通訳人から見た司法通訳の現状と課題・・・中国語と日本語の通訳の問題点を中心に」
2:00〜3:00 [発表者] 堀田秀吾氏(立命館大学法学部)
「計量言語学から見た裁判官と裁判員のコミュニケーション」
全国で行われている法曹三者合同模擬評議のコーパスを通して、裁判官と裁判員のコミュニケーションの現状、言語的特徴を定量的に分析する。そして、それらの結果から、法廷通訳研究にどのような示唆が得られるかを検討する。」
3:00〜3:20  休憩
3:20〜5:00  法廷言語分析中間報告等
   * チームメンバーによる発表(水野・浅野・中村・毛利・吉田)        50分 
   *「刑事訴訟法の基礎原理と意味論・語用論の接点―法廷言語空間をめぐって」
       河原清志氏 (立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科)     20分
   * まとめとディスカッション         30分

参加費: 会員無料  非会員 1,000円

申し込み: h2omacky@mbox.kyoto-inet.or.jp 水野真木子まで
      当日参加も受け付けます。

懇親会: 終了後に懇親会を行う予定です。当日に参加希望者を募ります。

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第三回 法と言語研究会

日時:2008年3月23日1時半
場所:東京外国語大学研究講義棟830号室

  I. 大河原眞美氏 (高崎経済大学)
  タイトル:法律家と市民の異なる殺意の認識に関する一考察
  概要: 法律家と異なる市民の殺意及び殺人に関する認識について報告する。市民の殺意の
  認識方法として、(i)殺人を扱った小説の殺人場面の小説家の表現を法律家の認定方法であ
  る凶器と傷と動機と犯行後の行動からの分析、(ii)大学生60名の殺人事件に関する作文
  (@なぜ殺したかAどうやって殺したかB殺した後どうしたかを含む)の動機、殺害方法、
  犯行後の行動から分類から分析する。市民が殺意をどのように認識しているのか、それは法
  律家の認定とどのように異なるのか、法律家の認定をどのように提示すれば市民にわかりや
  すくなるのかについても、模擬裁判の評議の殺意の認定の議論の考察も含めて論じる。

  II. 猿橋順子氏 (青山学院大学)
  タイトル: 日本の警察通訳体制の現状と課題についての一考察:言語政策の視点から

  概要: 日本の警察通訳体制は、昨今その整備が強く求められている一方で、
  制度の不透明性から幅広い議論がなされにくい。警察と通訳の関係は、
  基本的人権および適正な捜査に関する被疑者取調べから、市民の日常を守る業務と
  実に幅広い。前者は複雑な法律上の用語を正確に伝えなくてはならない点、
  守秘義務を遵守しなくてはならない点などにおいて、通訳者の高い資質が求められる。
  特に少数言語においては、通訳人材の確保がままならず、十分な訓練を受けないままに
  通訳業務を行うケースもある。今回の発表では、情報公開制度などを利用して得られた
  行政文書を題材として、そこから垣間見える警察通訳体制の現状を紹介し、
  その課題を明らかにした上で、求められる改善策についてのディスカッションを行う。

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公開研究会(法廷言語コーパス研究会よりお知らせ)

“Jurors, Judges, and Scientific Evidence in Criminal Trials”
刑事裁判における陪審員、裁判官、および科学的証拠※

講師: Professor Valerie P. Hans
コーネル大学ロースクール教授


ハンス教授は、アメリカの陪審研究の権威であり、社会科学と法に関して非常に広範な研究を展開してきている。The Lay Participation in Law International Research Collaborativeという素人の司法参加に関する国際的研究者ネットワークの代表者でもあり、日本の裁判員制度にも高い関心を示している。今回は、模擬陪審裁判の映像などを利用しながら、米国の刑事裁判における陪審員の判断形成に関する教授の研究をご紹介いただく。

日時: 12月10日 17:30より
会場: 立命館大学衣笠キャンパス末川会館2F第3会議室

一般公開・参加費無料・事前申し込み不要

※ハンス教授による発表は英語で行われますが、通訳が入ります。

主催: 司法コミュニケーション
共催: 生存学創成拠点
研究会・法廷言語コーパス研究会
問い合わせ: 立命館大学国際言語文化研究所事務局
Tel:075-465-8164  
E-mail: genbun@st.ritsumei.ac.jp
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第二回 法と言語研究会

 裁判は言語を用いて行われます。司法過程における言語に関わる諸問題を、言語学の諸理論を用いて考察する研究会です。(一般公開ですが、今回はセキュリティーの関係で、事前申し込みが必要です。参加をご希望される方は、11月25日までに事務局までご連絡ください。)

日時: 2007年12月2日 13:00より
場所: 早稲田大学8号館2階会議室(法学部の建物)

<13:00−14:00>
「法廷言語構造と通訳」
報告者: 吉田理加(立教大学大学院生、スペイン語司法通訳者)
報告要旨:スペイン語の通訳人を介した刑事法廷の観察記録の分析を通して、法廷における言語使用が難解であり、通訳者の訳出を困難にしている要因は、法律用語などの特殊なレジスターの使用に限定されるのではなく、一種の「文法的比喩」(Halliday, 1994) が頻繁に用いられる構文形式にも起因するということを、Hale & Gibbons(1999)などの先行研究を紹介しながら報告する。そして、言語人類学者のSilverstein(1981)が唱える「人間の意識に上りやすい言語的特徴」を概観し、「文法的比喩」などの言語構造が、「レジスター」などの語彙と比べて、人間の意識に上りにくいものであることと、法廷通訳人の訳出を困難にしている法廷言語構造について考察する。


<14:00−14:10 休憩>

<14:10−15:10>
「外国語を使用したおとり捜査における違法性認識の司法判断」
報告者: 首藤佐智子(早稲田大学)
報告要旨:おとり捜査という特殊な状況において捜査対象者が違法性を認識していたかどうかは、司法の場において極めて重要な論点になる可能性が高い。本発表では、1982年に米国で起きたIBM産業スパイ事件を題材に、おとり捜査において外国語が使用されている場合の違法性認識に関して考察を行う。Shuy (1993) は、おとり捜査における違法性認識確認の根拠となる言語使用を分析し、本件において捜査対象が英語非母語話者の日本人であったことから来る言語学的な問題を指摘した。本発表では、言語学的先行研究(Maynard 1986、大塚 1995、Okada 1998)を用いて、Shuyによる上記の指摘を検証する。さらに、言語学的側面、異文化間コミュニケーションの側面、その相互作用に依拠する問題点を挙げ、捜査対象者の外国語が使用されるおとり捜査における違法性認識の確認プロセスの課題を論じる。


主催: 法と言語研究会、法廷言語コーパス研究会
問合せ: 法と言語研究会事務局 堀田秀吾 sht20004[AT]law.ritsumei.ac.jp
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第一回 法と言語研究会
日時: 2007年9月21日 14:00より
場所: 立命館大学衣笠キャンパス創思館303・304

 裁判は言語を用いて行われる。当然ながら、現在急ピッチで進められている司法改革の中でも裁判という場で用いられる言語への関心が、専門家、非専門家を問わず非常に高まっている。本研究会では、裁判と言語の諸問題の中で司法通訳と評議に焦点を当て、コーパス言語学を初めとした言語学の諸理論を用いて考察する。(一般公開、参加費無料)

<第一部>『司法通訳の諸問題』
●14:00−14:30 「ニック・ベイカー事件の通訳問題」
報告者:水野真木子(千里金蘭大学)
報告要旨:本発表では、麻薬および向精神薬取締法違反・関税法違反により第一審で有罪判決を受けたイギリス国籍ニック・ベイカー氏の控訴審に関する鑑定書作成作業の中で浮き彫りになった様々な問題点、特に普通の日本人にとって聞き取ることが非常に難しい特殊な音韻的特徴をもつロンドン訛り等の影響を強く受けた英語が、通訳を通じてどのようなパターンでコミュニケーション齟齬を起こし、それが裁判にどのように影響したかについて紹介する。

●14:30−15:00 「警察取り調べにおける日英通訳とディスコースの『修復』」
報告者: 中根育子(メルボルン大学)
報告要旨:この発表では、オーストラリア連邦警察によって行われた日本人被疑者の取調べにおいて、通訳がコミュニケーションの「修復」にどのように対応し、また「修復」への対応が取り調べに及ぼす影響を考察する。

<15:00−15:20 休憩>

<第二部>『法廷言語コーパス』
●15:20−15:50 「計量言語学的分析による模擬評議の現状分析」
報告者: 堀田秀吾(立命館大学) 
報告要旨:本発表では、法曹三者によって全国規模で展開されている模擬評議において、裁判官・裁判員間の言語コミュニケーションの様子を、発言数・発話量、およびターン・テイキング等のさまざまな側面から定量的に分析・評価する。

●15:50−16:20 「コーパスを利用した法廷言語分析の一考察」
報告者: 中村幸子(愛知淑徳大学)
報告要旨:欧米におけるコーパスツールを利用した法廷での発話分析の例を紹介しつつ、模擬法廷パイロット研究として採取した外国人証人尋問での通訳データの中で散見された訳し方の問題点をコーパスツールを用いて検討する。

主催: 立命館大学法廷言語コーパス研究会・法と言語研究会
問合せ: 堀田秀吾 sht20004[AT]law.ritsumei.ac.jp

http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_kinugasa_j.html

http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~sht20004/docs/hougengokenkyuukai_09_21_2007.pdf
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